ヨガマットの選び方-2
今回は、Matangi Yogaのインストラクターからのご紹介。
Shoko先生のおすすめは、滑らないことを意味するグリップ力という点を重視して、Manduka(マンドゥカ)。「暑くなると手足の汗をかくことが多くなるので、汗をかいてもグリップがしっかりしたマットを選びます。マンドゥカ以外は、あまりグリップ力がないので、私はマンドゥカしか買わないかなぁ。」というお答えです。
勉強熱心でよくレッスンにも行かれているShoko先生。持ち運びに関しては、「マットは、持ち運ぶのなら5mmがいいと思います。それ以上になると、重いし、かさばるから。」確かに6mm以上になると丸めても大きな筒状になりますしね。
Mandukaといっても厚さ1mmの折りたたみ式ものから前回紹介した超ヘビー級のBlack Mat Proまでいろいろあるなかで、何を選んでいるのでしょうか。
聞いてみました。おうちでは、マンドゥカのX Mat。5mmだけど、重くて持ち運びしてないそうです。表と裏が色違い。かなり使い込んでも質は落ちないって。嬉しいですね。
レッスン用にもう2枚持っているものは…

持ち運び用に、これもマンドゥカのWelcome Yogamat。こちらはカラフルで色選びも楽しい初心者向きの軽めの5mmマット。お値段もMandukaにしてはお財布に優しめ。それでもグリップはしっかり効くんだそうです。現在は「通っているスタジオと、岩手の実家に1枚ずつ置いています」ということでした。使い込んでいるようすがわかりますね。
座って行うヨガや立ち位置をほぼ変えずに行う太極拳を担当のYoko先生は「こだわらない」派。あっ、でも、よく見てみると、蓮の花のデザインが施されていますよ。『和心めぐるヨガ』にぴったりの睡蓮を選ぶところに彼女なりのこだわりが見えますね。

「5mm以上のが、シャバアサナ(最後に仰向けで全身を脱力して行う屍のポーズ)の時、クッション性があるから痛くないですよ、と生徒さんにはオススメします」とのこと。やはり最低ラインは5mmというご意見ですね。
ここ数年、世界を転々としていて、現在京都での期間限定生活を終えようとしているHiroko先生は、第一に荷物にならない点を重視したそう。「私はマンドゥカのマットが欲しいですが、引越しを控えているので、引越しの時に処分しても良いように激安のマットを購入して使用しています。アマゾンで¥1,100位でした。自宅練習や外ヨガでも使用していますが、値段の割にはなかなか良かったです。ただ、私はマットの上にマンドゥカのヨガラグを敷いているので、グリップ力などには全く問題無く使えています。つまり、ヨガラグのお陰ですね。私はマット+ヨガラグをお薦めします。」
なんと、夏に嬉しい情報!マットの上にヨガラグ(ヨガタオルとも言います)を敷いて使うパターンを紹介してくれました。Hiroko先生が使用中の激安マットはこれだそうです。確かに薄くて、コンパクトにたためそうで、かつ、とても安い。笑 この上に使うMandukaのラグのほうがマットより高価でグリップも確か。汗がついたマットを洗うよりラグを洗ってしまう方がずっと楽ですしね。どちらも持ち運びに便利に軽量でコンパクトに折りたためる。今、Mandukaのラグは、HPにて一部セール中です。
「ヨガラグの利点は滑らない事です‼️ 私はマンドゥカのブラックマットでも汗かきなので滑っちゃうのですが、ラグのお陰で本当に滑らないです。あとは衛生面と、顔をマットつけてもファンデーションがマットに付かないとか…」なるほど、確かにチャイルドポーズ1回でもファンデーションの跡はバッチリつきますから、気になる方は洗えるヨガタオルは衛生的にとても便利ですね。さらに家の中でも置き場所に困らない。判断基準は衛生面と軽さ、利便性、そしてマットよりラグの質を重視しているわけですね。
一枚持つには厚さ5mmや6mmが必須のように思っていましたが、膝などに問題がないかぎり、1.5mmや3mmでも、上にちょっとクッションになって滑り止めがしっかりしているヨガラグを敷けば問題なくポーズを取れるんですね。
最後はSeiko先生のおすすめ。流れのある『デトックスフロー』、『サウンドフロー』など、しっかり踏ん張る必要があり、テンポの速い大きな動きを伴うヨガに適したマットは、やはりMandukaだそうです。
Seiko先生が使っているのは、私のBlack Matよりも軽いProliteという5mmのマットです。お値段もほんの少し軽めながら、税抜14,000円。一般的なマットよりかなり重いけれど、グリップの良さは他の追随を許さず、必要ならば持ち歩きもしているみたいですよ。
ほかに、Jadeyoga (ジェイド ヨガ)、Yogaworks(ヨガワークス)、B-yoga (ビー・ヨガ)、Yoga Design Lab(ヨガ デザイン ラボ)、Suria(スリア)、Yoggy Sancturary(ヨギー・サンクチュアリー)、などなど色や模様も個性的。東京ヨガウエア2.0などのサイトで一覧で見てみて気に入ったデザインやブランドコンセプトなどを探してみてください。
というわけで、プロのヨギーたちにはMandukaが人気でしたね。グリップ力の高さが最も重視されていましたが、その他、クッション性、デザイン性、持ち運びや移動を重視した軽量であることとたためる利便性、衛生面の重視、などなど、いろんな要素を考慮して、ご自分にあったマットやラグを選んでくださいね。
最後に選び方に必要なのは、実際に触れてみること。少し投資を考えているなら、とりわけ後悔のないようにしたいですね。
でも、最近のお店ではほんの数種類しか置いてないことも多いです。なので、ヨガスタジオやお友達のものを触ったり、ポーズをとらせてもらったり、抱えてみたり、などしてもよいし、期間限定ではあるけれど、百貨店の催事場などで、ヨガグッズフェアが開かれていますので、そこでいろんなブランドのマットを実際に触ってみるのも良いかと思います。そこで買うこともできるし、同じものをネットで探してもよいかもです。
私が他の先生に勧めてもらった、近場でいろんなマットを触れるお店は、京都河原町の高島屋にあるスポーツ用品売り場。ここは常設ながら、比較的多種のブランドのマットやウエア、プロップス(ブロック、ベルト類)も揃えています。試しに敷いて触らせてもらったこともあります。
ネット上では、六月終わりごろから夏物ウエアのセールに合わせてマットも一緒に値引きされていることもあります。お得な買い物を狙うときには、今が買い時ということですね。でも、あわてなくても冬のセールも十二月終わりぐらいから始まりますし、Matangi Yogaには18本のマットをご用意させていただいてますので、ゆっくり考えてくださいね。
では、次回はウエアについてです。
Shoko先生おすすめ Manduka X Mat・ マンドゥカのWelcome Yogamat
Yoko先生使用中の睡蓮模様のマット ワイナラ ヨガマット 3.5mm
Hiroko先生のおすすめ コンパクトなヨガマット・Manduka マットタオル
Seiko先生おすすめ Manduka Prolite midnight