2024年もよろしくお願いいたします

新年明けましておめでとうございます!
元旦から能登の地震の影響で、あらためてあたたかい家やあたりまえの家族との時間がいかに大切なものかを感じることになりましたね。お知り合いが被災されていたり、漠然とした不安などで複雑な数日を過ごした方々もおられることでしょう。
わたしも金沢の実家や親戚の無事を確認したあとは、震災に巻き込まれた方々に思いを寄せながら、寄附の方法を模索したり、今年の振る舞いを考えたりして、ゆったりとした数日を過ごしました。
旧年12月28日からお休みをいただいていましたが、明日1月5日(金)より、Matangi Yoga の2024年を始めさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、先日、講師養成講座についてのお問い合わせのお電話で「率直に聞きますけど」と前置きしながらこんな質問をされました。その方の文字通りではないけれどー
「ヨガの生徒と先生の、需要と供給の割合って、正直どうなんですか?」
さあ、どうなんでしょうね。ヨガ業界にはいろんなデータはありますが、答えはあってないようなものです。
もしこの質問が、先生になっても仕事あるんですか、食べていけるんですか、そんなに生徒さんがいるんですか、という意味だったら、それはその人次第。ヨガを教えるだけで生活していくには相当の覚悟や努力が必要ですし、取得したての講座の修了証を片手にそれを期待してもすぐには叶わない夢でしょう。
正直に言いますね。ヨガが持っている大きな効果を時折驚きをもって感じているわたしが思っていることを。
ヨガを必要とする人はたくさんいます。そう言い切れます。今は見えていないだけ。つまり、あなたが先生になったら、生徒さんになる人の多くは、おそらくまだヨガを知らない状態です。そして何かしらの問題を抱えています。
つまり、ヨガの生徒さんは今もこれからも潜在的にたくさんいるということです。その方々はヨガの存在をしらない、誤解している、あるいはヨガのことをよく知らないだけで、一度やってみると、からだや感覚のレベルで続けたくなるような驚きや希望を感じるはずです。
つまり今後、先生となるのであればあなたが提供するヨガによって救われる人がたくさんいるだろうし、これからもたくさん出てくるだろうということです。
もちろん先生の熱意や努力次第だし、ヨガを信じていれば、さほど頑張りすぎなくてもヨガが一人歩きして癒やしや元気を伝えてくれるでしょう。
ヨガの需要は、わたしたちが生きるこの社会が、キャパシティ以上に生産性を求めたり、息つく暇もないほど無茶な競争を強いる限り、続くと思います。
声を大にして言いたい。知ってもらえさえすれば、ヨガがどれだけの人の助けになるかは計り知れないほど大きいです。体験して感じてもらえれば、ヨガの生徒さんはこれから増え続けます。
法的には医療行為ではない民間療法のヨガの世界では、効果について断言してはいけないことになっています。医療行為もすべて効果が同じにあるとは限らないので同じことではありますが、でもね、ヨガは、ゆるくても1年習慣的に続けるならば、やっていなかった1年と比べることができるとしたら、必ず思いがけないほどすてきな自分に出会えていると私は言い切りたいです。
どんな人に効果があるかというと、息が浅い人、自分の息が浅いことにも気付かず息苦しさを感じている人、毎日肩こりや腰痛に悩む人、冷えやむくみや肌荒れがある人、寝付きが悪い人やよく眠れない人、漠然と将来への不安感じている人など、さまざま。健康面での不安がある方には、やさしくヨガが手を差しのべてくれます。
さらには、身体のみならず、ヨガの本領が発揮されるのはこころを調えることです。
自分の感情を抑えられない
なんとなくさみしい
沈み込むと果てしなく不安になる
病気や怪我への不安がつきまとう
介護や看護で心身が疲れている
受験勉強や就職試験や子育てで疲弊している
夫婦関係、親や子供との関係、その他対人関係や職場の人間関係に悩んでいる
一日のなかで大きな気分の浮き沈みがある
何不自由ないはずなのにひとりでいることが怖かったり空虚な時間を過ごしている
自分や自分の環境を好きになれない
ヨガはこれらのこころの詰まりや絡まりをゆっくりとほどいてくれる可能性をもっています。
まだやっていない、知らない、あるいはまだ気がついていない人が多いだけです。
こんな話をするのはなぜかというと、私は昨年2023年の終わりに、ヨーガセラピストの資格をもらいました。ヨーガが苦しんでいる人や悩んでいる人への希望や癒やしとなることについて、伝統的かつ医学的な見地から学ぶことを経験し、さまざまなヨーガの効果の事例についての学びも深めることができました。
そこで以前から持っていたこのような考えに強い芯が備わりました。いままでより深く、ヨガに自信と愛情を持てるようになり、必要とする人のためのヨガを提供することを意識するようになりました。
2024年は自分やみなさんが楽に生きられるためのセラピーとしてのヨーガを心がけようと思います。
これまで中心としてきた健康維持と向上としてのヨガに加えて、ひとつひとつのレッスンや講座、ことば、言動、考えにできるだけ集中して、あたたかく分け隔てないセラピーとしてのヨーガを実践していこうと思います。
毎日、ていねいに、楽しく、ヨーガを、おひとりおひとりにお届けしていきます。頑張ります♡
レッスンや講座に来て下さるおひとりおひとりを思いながら書きました。
愛を込めて。
本年もどうぞよろしくおねがいいたします。
Sachiko